「通訳のお仕事とは」~概要~

(1)外国語が得意なら通訳もできる?

外国語が得意なら通訳もできると思われる方が意外に多いのですが、語学力だけではプロとしての通訳はこなせません。当たり前のことですが、外国語と同じくらい高い日本語力(理解力)が求められます。さらに、その分野について十分な専門知識がなければ正しく理解することは不可能です。また、通訳は単なる言葉の置き換え作業ではありません。聞く人の立場や相手との位置関係に合わせ、言葉を瞬時に使い分け補足するなど、多くの引き出しと機転も必要です。たった1時間の会議でも、それに臨む通訳者は何年ものトレーニングと経験を重ねているのです。

(2)通訳の種類には何があるの?

通訳には、大きく分けると「同時通訳」「逐次通訳」「ウィスパリング通訳」の3つがあります。同時通訳はよく耳にする言葉かもしれませんね。違いについて簡単に紹介します。

◆同時通訳
スピーカーの話を聞きながらほぼ同時に通訳していく方法です。大規模な国際会議や学会、シンポジウムなどで用いられることが多く、スピーカーは途切れることなく話をすることができます。同時通訳には相当な集中力が必要となるため、基本的に複数の通訳者で10~15分程度で交代しながら進めます。

◆逐次通訳
スピーカーが区切りのいいところまで話をした後に、ほぼ同じ長さを使って通訳をしていく方法です。通訳をしている間スピーカーは待機し、終わったらまた話し始めるというように交互に進めます。そのため同時通訳より倍くらいの時間が必要になりますが、より細かい言葉のニュアンスが伝わる通訳が可能になるという面もあります。

◆ウィスパリング通訳
通訳を必要とする人が極端に少ない場合、その人の傍らでささやく(whisper)ように通訳を行う手法で、基本的に同時通訳の範疇となります。簡易的な機材(専用の発受信機)を使うことで複数名に向けての発信も可能です。

(3)通訳は事前準備が7~8割

通訳者のスキルや経験はもちろん重要な要素ですが、通訳業務を成功させる大きなカギは何といっても事前準備にあります。例えば講演会などの場合、当日使用する資料の読み込み、リサーチ、専門的な内容になれば膨大な用語も覚えるなど準備に多くの時間を費やします。その分野に精通した通訳者であっても、その場にいる専門家である関係者のレベルに及ぶはずもありません。その溝を埋めるため、どれだけ的確な情報をいただき、準備に時間を費やせるかが成否の分かれ道ともいえます。

また会議などであれば、資料だけでなく会議の目的や課題、最終目標まで共有させていただくことで通訳者の理解がさらに深まり、最大限のパフォーマンスを発揮することに繋がります。

(4)リモート通訳

ここ数年で急速に広がっているオンライン会議やセミナー。必要なデバイスと通信環境さえあれば世界中のあらゆる場所や人を結ぶことができ、ビジネスも随分加速しているように思います。ZoomやTeamsなど通常ご使用になっているWEB会議システムでのリモート通訳サービスにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

今回は「通訳のお仕事」についてざっくりとした内容をお伝えしました。今後は、実際の通訳現場についてのお話や通訳者へのインタビューなど、いろんな側面から通訳という仕事をご紹介してみたいと思います。

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